富士山登頂記 その4
一時は雷まで鳴り出すほどの烈しかった雨も小康状態となり,
午後11時半,太子館を後にし,登頂の旅へ出る。気温は10度弱までに下がっている。風は思ったより穏やかだ。 しかし濡れたリュックが重さを増していた。
 山頂を目指すパーティの列がつづら折りになっている登山道をなぞり描くようにつながる。登頂への登山ペースはほぼ牛歩と言うべきもの。
日付が変わろうとしている頃にこんな場所で,まるで日曜昼間のテーマパークにいるのかと思うほどのおびただしい数の人がいる事自体に驚きを感じた。
そうこうするうちに日付が12日(日)と変わっていた。
 夜の登山の照明にはヘッドライトがベターだ。
手持ちの懐中電灯を持つ人がほとんどだったが,
朝露などによる湿気や気温の低下などの影響を受け,
電池の消耗が 激しいため,頂上につくまでに使え
なくなっていた。
 ごろごろ岩の多い登山道では,自分のすぐ前の足下
を照らすようにしよう。
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